キマグレン


今年だからこそ音霊を続ける意味がある、
音楽を届ける意味がある。


「LOVE+LIFE+LOCAL」キマグレン
¥2,940 (税込)
http://www.kimaguren.com/
資料提供/ユニバーサルシグマ




 3/11の東日本大震災による大きな海の被害、その関連事故などを受けて「今年だからこそ音霊を続ける意味がある、音楽を届ける意味がある」と強い思いを抱き迎えた2011年夏。地元(LOCAL)を愛する(LOVE)キマグレンの2人が今、自分達が音楽を続けていられるのは地元で培ってきたもの、支えてきてくれた人達がいるから、と原点を振り返った。彼らの活動コンセプトをテーマに完成させた作品。


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 シングル「LIFE」などのヒットにより、夏の解放的でピースフルなサウンドを作るというイメージの強いキマグレン。このたび完成したアルバム「LOVE+LIFE+LOCAL」。海のもとから音楽を発信しつづけてきた彼らにとって「音楽を届ける意味」を深く感じた作品となったようだ。人気アーティストでもあり海の家ライブハウス「音霊 0TODAMA SEA STUDIO」の運営もしている彼らに話を聞いてきた。



☆1 今年も音霊がスタートしましたが、震災の影響で変化は?

★1 KUREI:確かにありますね。でも、最近サーファーが多く遊びに来てくれるようになったんです。音霊にご飯を食べに来て、その後ビーチでボーッとしていたりするんですよ。
ISEKI:今度、逗子でサーフィン大会もあるし。厳しい部分はありながらも、なかなか盛り上がっていますよ。



☆2 被災の状況を見て、何か変わったことはありますか?例えば、こんな状況のなかで音楽を続けていいのかといった逡巡とか。

★2 ISEKI:それはありましたよ。でもプロデューサーに、こういう事態だからこそ、音楽を発信する必要があるのでは?と言われたんです。実はプロデューサーは、津波で被災した地域で暮らしていたことがあって、知り合いも多いそうなんです。そんな人から「東北ではもっと大変な人がいて、やりたいことができない状況でいる。でも、自分達が何かができることができる環境にいるのだから、やらなくてどうする」って。今の僕たちに出来ることは、精いっぱい音楽を発信することなんだと思ったんです。特にキマグレンの音楽は、人を応援するようなメッセージのある曲を多く作っているのだから、こういう時期だからこそできる限りサポートしていかなければ。
KUREI:確かに、被災している地域に向かって泥かきをすることも大切なんですけど、僕らはアーティストという立場にいるのだから、それを利用してメッセージを発信しようと思いました。やがて気づいたら、自然と歌詞が浮かんできて、それが「蛍灯」につながったんです。



☆3 曲作りに強い影響をもたらす結果になったんですね。

★3 KUREI:僕らは今回の震災の前にも、台風で音霊が壊れてしまったりだとか、今までいろんな試練があった。その経験が、音楽に結びついていた部分もあったんです。今回の震災を受けて、自分達の発信するメッセージを見直すようになったというか。本当に自分達の本心なのかじっくり見極めて、これからメッセージを伝えていかなければという気持ちになってきましたね。


☆4 そして完成した「蛍灯」。キマグレンの真摯なメッセージがこめられた内容ですね。

★4 KUREI:よくある応援ソングって「がんばれ」とか「まだまだできる」というメッセージが多いじゃないですか。もし、被災した立場でそれを聴いたら、自分は嫌な気分になるなって思ったんです。上から目線で物事を言われているような気がして。それよりも「一緒にがんばろうよ」とか、そういう事を何も言わずただそばにいてくれたほうが、よほど心が楽になるなって。だから、そういうメッセージになるような歌詞を心がけました。


☆5 アーティストになろうと思ったきっかけは?

★5 KUREI:モテたいと思ったから(笑)。たいていそういうものでしょう。僕は高校生の時に気になる女の子がギターを弾いていたから、一緒にバンドをやりたくて始めたんです。結局、その子と付き合うことができたんですけど、別れてしまって……。見返すために、音楽を続けていたって感じですね。それから、歌をうたわなくてもいいから、音楽に関わる仕事がしたいと思い、音楽活動を続けるや辞めるか悩んでいた時期だったISEKIに声をかけて音霊をスタートさせたんです。それで、どうせなら自分達でも音楽をここでパフォーマンスしてもいいんじゃない?ってノリでキマグレンが誕生したっていう。



☆6 これまで何のアルバイトをしましたか?

★6 KUREI: キマグレン結成前には、某ケーブルTV局の営業をやってました。飛び込みで家に訪問して「どーですか?」ってヤツ(笑)。ノーストレスでしたね。1軒まわったら、その人が知り合いを紹介してくれたりして、結果全国ベスト5に入るくらいの成績になりましたからね。インターホンを鳴らして、出た人の声色で、いけるかどうかわかるんですよ。ダメな人の場合「もし興味あったら連絡くださいー」って感じで、すぐに退散する。深追いはしません。
ISEKI:彼は営業の嗅覚に優れているんですよ。僕の場合は、接客が得意というか。職場の雰囲気をよくするのが得意なんです。以前、コーヒーチェーン店で働いたことがあるんですけど、ムードメーカーでしたし。僕がいる職場は、絶対に雰囲気がよくなる自信があります。



☆7 私を形作ったとしてもいいほどの影響を与えた本・映画は?

★7 KUREI:映画『最高の人生の見つけ方(原題:The Bucket List)』ですね。ニューアルバムに収録されている「バケット・リスト」という曲はこの映画にインスピレーションを受けて作った曲なんです。自分もやりたいこと・やらなければならない「バケット・リスト」が多くあるんですけど、ついつい先延ばしにしてしまう。人生というのはあっという間なんだから、やりたいことはその瞬間に実行したほうがいい。また明日と先延ばしにするのはよくない、と自分に言い聞かせるつもりで書いた曲ですね。
ISEKI:この曲を聴いていると、自分から頑張らなきゃって奮い立たされますね。



☆8 最後にメッセージをお願いします。

★8 KUREI:今回のアルバムは震災に影響された曲もありつつも、いつも通りの曲もあります。自分達が現在持っている長所をふんだんなく表現できた作品になると思いますので、楽しみにしていてください。あと音霊に遊びに来てみてください!!夏の日射しを感じながら感じる海の音と音楽、いいですよ。ちょっと疲れたらレストランもありますので美味しいごはんを食べてね。
ISEKI:そうそうたるメンバーが今年も出演してくれてますからね、絶対楽しい1日になると思いますよ。



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●アーティストプロフィール●
幼なじみであるISEKI(Vo&G)とKUREI(Vo)が、2005年に地元の逗子で海の家ライヴハウス「音霊 OTODAMA SEA STUDIO」をオープンさせ、そこで即興パフォーマンスを始めたことから結成に至る。08年にメジャーデビュー、「LIFE」などのヒット曲を発表し、今や夏を代表するアーティストに。

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